思い込みのワナ
先日、コミュニケーションの話しから
10年以上前に、ステンドグラス展の
準備をした時のことを思い出しました。
作品展を経験したことがない人たちに
言葉で伝えることの難しさ。
もう、心配で心配で、
準備の前日にシュミレーションして
一睡もできませんでした。
今ではそのことが懐かしく思えるほど、
一人ひとりが互いに確認し合って
展示会の準備を進めています。
人に伝える難しさ、
これはどこからくるのでしょう。
ミスコミュニケーションは、
いつどんな時にも普通に起こります。
それらの原因は、
人それぞれ違うフィルターで
物事を観て聴いて感じてるからです。
同じモノを観たとしても、
それぞれが自分の概念や思い込みの
フィルターを通して観ています。
夫婦で映画を観ても、
感動するところは違うかもしれません。
「あなたは何で泣いてたの?
私は、むしろ怒りを感じたわ」
なんてトンチンカンな
会話になったりします。
このように、
1つの事象は同じなのに
湧き出る感情は大きく違う。
これらの違う感情を
他者に伝えたとしたら、同じ出来事でも
それを聴いた第三者の印象も
まったく違うものになります。
伝えたいと思っても
それを正確に第三者に伝えることは
容易ではありません。
コミュニケーションは、
相手との共通言語を使ってこそ
伝わるのでしょうね。
【小さな実践】
相手に伝わるように話すには
互いにフィードバックしながら
共通言語を探す時間が必要になる