一番観えてないのはあなた
あなたは部屋から一歩も出たくない!
なんて思ったことなかったですか?
私は小学生の頃、
日曜の夕方になると憂鬱になって
月曜、学校に行きたくないので
お袋には日曜の晩から
頭が痛いと病気のふりをしてました。
小学3年〜4年まで
上級生に片親だということで
いじめにあっていたのが原因です。
会社に勤めていた頃もありました。
月曜は仮病をつかって休もう
まてよ、病欠はこの間つかったので
今度は親戚の叔父が倒れたことにしよう。
日曜の夜から計画を立て
月曜日に休む心の準備は整え、
後は会社に電話した時、いかに
緊急性を演技するかだけ。
すると嘘のように
日曜の夜が楽しくなるんです(笑)
でもね、月曜の夜には
もっと憂鬱になりますからね。
30~50代のビジネスパーソンに、
「日曜の夜や月曜の朝、仕事のことを考えて
憂鬱になることがあるか?」の問いに
40%があると答えるそうです。
原因は色々あるものの、
やはり人間関係の問題を抱えている
人が多いのではないでしょうか。
ちょっとしたことで
相手と気まずい関係になる、
その発端はほんの些細なこと。
徐々に双方の関係性が崩壊し始め、
やがて相手の顔を見るのも嫌になり
会社に行くことがストレスになります。
関係性が悪くなる原因は何か
年齢や生い立ちの違い?
価値観、位置関係、世界観の違い?
これらもあるかもしれませんが
根本的な原因というと、
それは「双方の期待値のずれ」
双方が期待値を満たしていたら
まず不満を感じることはありません。
相手に、
こうしてくれたら良いのに、
こう言ってくれるだろう、
こんなに思っているに違いない、
こんなことは常識だろう、
これは当た前のことだよね、
このような期待を私達は、
無意識に相手に対して抱いていて、
相手がこの期待に答えなかった時に
期待値のずれが起こります。
これをアンガーマネジメントとでは
双方のべきの違いと言っています。
三重丸の図をイメージして下さい。
中心の①の輪のエリアは、
双方の「べき」が同じならOK
②の輪のエリアは、
少し違うけど許容できる、これもOK
外側の③の輪のエリアは、
まったく違うからNG。
つまり①②のエリアまでは許容範囲、
外側の③のエリアが期待値のずれになります。
では期待値がずれた相手とは
仲良くできないのかと言うと
そうではありません。
そこで使う秘密兵器が
双方の「すり合わせ」です。
すり合わせとは
双方の尖った部分をすり合わせて
滑らかにしていくこと。
つまり、
③のエリアに入っている「べき」を
ここまでなら許るされる範囲の
②のエリアに入れてあげること。
これは自分だけ行うことではなく、
双方が腹を割って話し合って行うこと。
どんな嫌な相手でも、
最終的には腹を割って話すしか
解決の道は開けませんからね。
【小さな実践】
感情で話すと感情で返ってくることを理解し、
本当はどうしたいのか、どうなりたいのか
という気持ちを相手に伝えてみる