目的地に行く地図が違う
セミナーで登壇していると
参加者の方の顔がよく見えます。
相づちを打つ人もいれば、
ノートに書きとめている人もいます。
その中に、何やらいぶかしげに
私を見ている人がいます。
話の内容が解りにくいのか
内容が面白くないのか
聞こえにくいのか
気になってしょうがないのです。
結局、その人は最後まで
私の顔をいぶかしげに見ていました。
どうしても気になるので
後でその人に「解りにくかったですか?」
と聴いてみました。
するとその人は
「先生と面識があるような気がして
ずっと考えていたんです」
これは私が思ってたことと
参加者の方が思ってた内容が
まったく違っていたという例です。
このような思い込みで、
自分と相手が感じてることが
違う場合が往々にしてあります。
同じ物事を観ていても
必ずしも自分と相手が同じ世界を
観ているとは限りません。
文化や環境、立場によって
個々の観ている世界が違います。
前にもお伝えした、
「男と女は捉え方が違う」というように、
双方が観てるものが違うことを前提に
話すことでミスコミュニケーションが
少なるはずです。
見ている地図は違っても
双方が同じ目的地に辿り着ければ
良いことですからね。
【小さな実践】
あなたの表情や行動を相手が認知し行動し、
その相手の表情や行動を認知してあなたが行動する
このコミュニケーション流れを意識しておく