関係性コンディショニング
仕事やプライベートで
一番ストレスが溜まるのが
人間関係ではないでしょうか。
「どうして解ってくれないんだろう」
などと話せば話すほど、
歯車が噛み合わなくなることがあります。
そんな時、相手の言葉は、
「省略」「歪曲」「一般化」の
フィルターを通して伝わってくるので、
相手が伝えたいことのすべてを
理解するのは容易ではありません。
ということで、今まで
「省略」「歪曲」とお伝えしてきたので
今日は、一般化についてお伝えします。
一般化する言葉は誰もがよく使ってます。
例えば、あなたの周りの2~3人が
あなたの噂話しをしていることを
友だちに伝える際、
「みんな私の噂話しをしてる」
↓
2~3人が全員になっていますね。
他にも、
「私はいつもついてない」
↓
ラッキーなことは一回も起こらなかったのか
ついてないと何故、分かるのか
「私はもう頑張るしかない」
↓
頑張らなかったらどうなるのか
「私は人前で意見が言えない」
↓
人前で意見を言うとどうなるのか
何が意見を言うことを制限しているのか
「この仕事は急いで終わらせて下さい」
↓
どのくらい急いだらよいのか
このように一般化は
自分の概念の中からの思い込みや
決めつけから出てくる言葉です。
よくツーカーの仲といいます。
互いの価値基準が長年の付き合いで
理解できておれば問題はありません。
ところが、長年付き合いがあっても
状況によって価値基準が変わることがあるし、
いつもは何でもないことでも、時として
イライラしたり腹が立つことがあります。
双方の価値基準が違うことで
生じる誤解や期待値のギャップ、
或いは、省略・歪曲・一般化の
フィルターを通り抜けてきた情報も
概念を外して客観的な質問することで
ある程度埋めることができます。
質問と言えば、コーチングですが、
私は「何故」という言葉で
質問をしないように心がけています。
どうしてかと言うと、
「何故」という言い方で質問をされると
相手から責められているように感じて、
無意識に言い訳を引き出すからです。
話を戻して、
今回、お伝えしたのは、
相手が話す言葉を、あなたの脳は、
「省略」「歪曲」「一般化」
というフィルターを通して解釈しているので
100%正確に伝わらないということ。
そして伝わらない情報は
あなたの概念の決めつけや思い込みで
埋めているのでミスコミュニケーションが
起こりやすいという話をしてきました。
これを解決するのは
双方のギャップの隙間を埋めること。
そして何より大切なことは、
相手の話を注意深く「聴く」ということ。
聴いてなければ質問するポイントも
分かりませんからね。
【小さな実践】
日頃の会話の中で、あなた自身が
「省略」「歪曲」「一般化」の言葉を
どのくらい使っているかを常に意識しておく