一番観えてないのはあなた
ずいぶん前の話ですが、
私と水道設備業者とのやりとりで
こんなことがありました。
友人の家のキッチンのカランの水漏れで
専門家の私が間に入り、水道設備業者と
話しをした時のこと。
その工務店の工事担当は
電話口で初対面の私に
「あんたは◯◯さん(友人)とはどんな関係?」
と強い口調で言われました。
ずいぶん失礼な話です。
もちろん、担当に電話をかわった際、
◯◯さんと私の関係を説明しているにも
関わらずそのような対応です。
まぁ、このようなことは
建築業界ではよくある話。
工務店とお施主さんとの間に
工事に関係ない第三者の専門家が入ると
工務店にとっては信頼されてないような
嫌な気持ちになるのでしょう。
この担当者の気持ちは
分からないでもないのですが、
普通は心中に収めている言葉。
第三者に向かって
あれこれと言い立てる前に、
困っているお客様の要望にいち早く答え、
早急に行動してほしいものです。
人は、自分の中にある恐れや嫌なことを
相手から言われると、不安から怒りに変わる時があります。
それは自分を相手に投影して観るからです。
言葉は言霊といって、
一旦、発してしまうと現実の事象に対して、
何らかの影響を与えます。
良い言葉を発する良いことが起こり、
不吉な言葉を発すると悪いことが起こると
言う人もいるくらい、言葉は重く、
ひとり歩きを始めると自分ではどうにもなりません。
だからこそ、言葉を発する時は
できるだけ優しフィルターを通し、
さらに思いやりを少し足して話すと
良い関係性が生まれるような気がします。
【小さな実践】 10/1000
イライラや怒りで言葉を発する際、
相手に自分の気持ちを素直にリクエストしているか
感情的な言葉だけ発しているのかを検証する