「時間は平等」のウソ
今回の入院中に、
気づいたことがあるんです。
私は夜、部屋のカーテンを完全に閉めないと
気が済まない性格で少しでも隙間が開いてると
気持ちが悪いのです。
そんな私がですよ。
病室のカーテンを閉めると
何となく不安で眠れないんです。
なので、カーテンを少しだけ開けていると、
外からの弱い光が天井に映り込み
その光を見ていると眠れるんです。
今までと真逆の行動をする自分に
違和感があって、どんな深層心理かを
掘り下げてみたんです。
そう、私が心肺停止なった時、
もし誰もいないところだったら
確実にこの記事は書けなかった。
消灯時間になって部屋が暗くなると
その時に刷り込まれた恐怖が
潜在意識から湧き出てきて、
カーテンを閉めて外との繋がりを
遮断するのが恐かった。
車の音や人の気配が窓越しに
伝わってくる安心感が欲しかったんです。
行動を見ればその人の本質が解る
とはよく言ったもので、急激な環境の変化や
日常では起きない体験をすると
顕著に行動に現れます。
原因が解ると対処方法もありますが、
気付けないでいるとトラウマになったり
大きなストレスになって自分を傷つけます。
体力や肉体的な障害は
時間の経過によって良い方向に向いますが
心のケアを怠っていると時間の経過とともに
キズはどんどん深くなります。
今回のことで、私自身が、
今までにないようなストレスや心のキズが
確実に残っています。
人は、不安や恐れを無意識に敬遠します。
自分でいくら掘り下げたところで、
危険を避けるように設定された
自動操縦をリセットするとは難しいのです。
こんな時にどうするかというと
誰かに自己開示するしかありません。
私の場合はパートナーで、
不安や恐怖、悩み、隠し事、
普段なら話さないようなことでも
包み隠さずに全て話すことです。
さらけ出すことで
相手にも気付いてもらえるし
自分で気付けるオートクラインが働きます。
※オートクライン
もとは医学用語で自己分泌のこと。
コーチングでは自分で話した言葉が自分自身に
作用するのをオートクラインという。
人に頼ることは恥ずかしいことではありません。
ある意味、勇気がいるかもしれませんが、
一歩踏む出すと楽になります。
私の場合、謙虚になることで
大切なことが観えました。
どんなに偉い人でも生きている限り
人は人によって生かされているということ。
【小さな行動】
自分の行動の変化に気付いたら
不安や悩みを書けるだけ書き出し
それらの根っこを手繰ってみる