人生観が変わるウソのような話
先日、姉貴のような存在の方が
ある女性を紹介してくれました。
高齢化が進む一方、
発達障害の子供が増えている現実
そのどちらにも精通している
お二人と充実した時間を過ごしました。
気のおける人と
過ごす時間は楽しくて充実してますが、
一度歯車が狂うと厄介なのが
人間関係。
私も含めて、人は何でも
他人のせいにしがちですが、
問題が生じた時は、たいてい双方に
原因がある場合が多いのです。
例えば、交通事故。
交通事故は一方が過失ゼロは
ほとんどない(実際にはまれにある)ので
双方の原因の大きさを
「過失相殺」というカタチで収拾します。
しかし、過失相殺は
あくまでも民事上の問題解決であり、
双方の感情がおざなりになっているので
「しこり」として残ります。
その時は解決したと思っていても、
「しこり」になっているものは
先で矛先や形を変えて噴出します。
しこりに蓋をしたと思っていても
潜在意識の中では
沸々と煮えたぎっています。
電車の中で大声で泣いている
赤ちゃんがいました。
その赤ちゃんを
なだめているお母さんがいます。
その光景を見て
微笑む高齢の女性がいます。
眉間にしわをよせて
チラチラと赤ちゃんを見ている
中年の会社員がいます。
それらの人を観察している私がいます。
同じような出来事
「赤ちゃんが泣く」光景を見ているのに
考え方や感情は人それぞれ。
人は、自分と関わりのない人でも
その人の気持ちを理解しようとする
本能的な部分があります。
特に自分と相手に共通点があったりすると、
その気持ちはさらに強くなります。
怪我をしている人を見ると
「痛いだろうなぁ」と同情し、
路上に倒れている人を見ると
声をかける人、声をかけないまでも、
警察に連絡すると思います。
それが、
最近の報道を見ていると
血が繋がった肉親や夫婦間で
暴力事件や殺傷事件が起こっています。
これらは、人の中にある
「しこり」が増幅されて出てきているように
思えてならないんです。
しこりは肩こりと同じ
蓋をせずに酷くならないうちに
もみほぐして下さい。
しこりになる感情が湧いた時は、
自分の素直な気持ちを
思いやりを持った言葉で
相手に伝えてみて下さい。
【小さな行動】
イラッとする感情が湧いた時は
しこりが発生していることを意識し
しこりの原因を書き留めておく