強いO脚に悩む男性
お電話でのご予約時に「外反母趾で合う靴がないので、足を調べて欲しい。」と言われていたご婦人がご来店されました。
パンプスを履いていらっしゃいましたが、歩き方が変です。
咄嗟に「変形性股関節症」の方の典型的な歩き方だと気づきました。
椅子に掛けて頂く時も右足を伸ばして庇いながらお座りになっていました。
「あの、大変失礼ですが、股関節がお悪いのではありませんか?」と私。
「病院で先天的に股関節に問題があると言われたんです。最近まで全然普通に過ごしていたのに、何で今更そんな事を言われるんだろうと思って、それ以後病院には行ってません。」とご婦人。
「多分、股関節の臼蓋形成不全の事を先天性として指摘されたのだと思いますが、歳を重ねて筋力が低下する時期に突然、障害となって現れることがあるんです・・・。」と私。
「足のカウンセリング」の結果、右足の股関節の可動域が極端に悪化していました。
そして、左足の外反母趾が右足よりも酷く、2番目の足指に親指が潜り込んでしまってハンマートウになっていました。
どうやら、右足を庇って左足を軸足にしていた結果、左足の外反母趾が進行してしまったようです。
早速、健康靴に簡単なサポートを組み込んだテストシューズを組み立てて履いて歩いて頂きました。
「デザインは気に入らないけど、確かに歩き易いわ。」とご婦人。
「股関節の動きが制限されているので、何かと不便だと思いますが、無理なく歩いて筋力を維持することが大切ですので、痛みが無ければ歩く機会を減らさないように心掛けてみて下さい。」と私。
30分後、出来上がったばかりの健康靴を履いて、ご婦人はお帰りになりました。
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