賛否両論 ここまで過敏になる必要がある?
この2月より、1回あたり9,800円で「尿1滴のがん検査」がスタートする。
当面は東京都内の二カ所で開始されるそうである。
臭覚の強い「線虫」を利用して、15種類のがんが約90%近い確率で判明されるそうである。
開発者は、特に発見が遅いすい臓がんの早期発見に繋がると訴えている。
ただし、これについては色々と異論もある。
まず、線虫ががん細胞をかぎつけても、どの箇所のがんであるか? はわからない。
そのためには、全身にわたり精密検査が必要となり、体力的かつ経済的に相当の負担となる。
また、仮に精密検査でがんでないことがわかっても、対象者は本当に大丈夫であろうか?
と疑心暗鬼に陥ることも予想され、精神的負担も大きくなる。
一方「血液1滴のがん検査」は、来年あたりに実用化されるといわれている。
こちらの方は、13種類のがんを約99%の確率で、2時間以内に判明するそうである。
1回あたりの20,000円の検査費用となるらしい。
ただし、これも今のところ、がんの場所を特定することは出来ず今開発中とのこと。
日本人は2人に1人ががんにかかるといわれているにも関わらず、がん検診の受診率は
低い。その大きな理由が「検査時がつらい」という理由らしい。
いずれにしても「いまだ開発中」のため、最後は自己責任ということであろうか?・・・