毎日のように食している野菜のお話 ピーマン編
食品業界では優等生であったモスバーガーを運営するモスフードサービス社が
来年3月期決算で、8億円の最終赤字となるらしい。
原因は今年夏に発生した食中毒で多額の損失を計上し、業績に大きな影響を与えた。
同社は今年8月に関東地方や長野県など19店舗で28人が食中毒の症状を訴え
営業停止の行政処分を受けたのである。
今回の場合は「O1521」による食中毒で
肉の過熱不足や野菜の汚染が原因の可能性が高い。
この食中毒で売上が15%減少し
フランチャイズ加盟店への補償約9億円も発生している。
ちょっとした油断が、大きな痛手となる事例である。
たぶん中小企業の食品会社では、大やけどで済まなかったであろう。
食衛生(食の安全安心)における一番の大敵は、「過信」かもしれない。