介護の事業所の事務員さんが、年末調整の準備で気をつける2つのこと

山本勝之

山本勝之

テーマ:給与賃金・雇用条件、雇用契約、再雇用

年末調整は、1年間の給与を基に、1年間の所得税の精算を行う給与計算の作業です。
この年末調整の作業は、思ったよりも手間と時間がかかりますので、早めに準備しておくとよいです。

介護の事業所の事務員さんが、この準備で気をつけることは、2つあります。


1.介護施設など夜勤や変則勤務のある職場では、早めに職員さんへ書類の提出を案内する

 夜勤や変則勤務なので、必ずしも事務員さんが、介護現場の職員さんに会うとは限りません。
 そのため、手渡しできなかったり、説明のタイミングを逃すことも考えられます。

 逆に、介護現場の職員さんが、年末調整の書類で分からないときに、
 事務員さんに聞きたくても、聞くタイミングが合わない・・・

 そんなことも考えられます。

 早い目に、介護現場の職員さんに案内しておくことがポイントです。


2.今年採用された職員さんには、前の職場の源泉徴収票を持ってきてもらうこと

 今年の1月から今の職場に採用されるまでに、前職がある職員さんには、
 前の職場の源泉徴収票を出していただくことを、早い目に依頼しましょう。

 前の職場によっては、遠いところにある本社で一括して事務をしているので、
 源泉徴収票を出してもらうように依頼しても、2週間近く時間がかかるところもあります。

 今から2週間かかると、年末調整の事務に間に合わないこともあります。

 ポイントとして、今年採用された職員さんには、前の職場の源泉徴収票を早い目に
 準備してもらうように、持ってきてもらうように依頼することです。


年末調整では、何事も早い目に準備しておくと、後々の給与計算がスムーズになります。

神戸は、いつ見ても夜景がきれいですね。






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 ※2020年7月10日に記事の内容を一部修正しました。

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山本勝之
専門家

山本勝之(社会保険労務士)

ゆい社会保険労務士事務所

介護の現場で要となる人材面を中心に、事業所に向けたあらゆるアドバイスに取り組んでいます。人材採用、教育、評価、職場環境の整備から、施設の開設、事業譲渡まで、サポートの範囲は多岐にわたっています。

山本勝之プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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