介護の事業所で残業時間の上限を決めていても、意味がありません
年末調整は、1年間の給与を基に、1年間の所得税の精算を行う給与計算の作業です。
この年末調整の作業は、思ったよりも手間と時間がかかりますので、早めに準備しておくとよいです。
介護の事業所の事務員さんが、この準備で気をつけることは、2つあります。
1.介護施設など夜勤や変則勤務のある職場では、早めに職員さんへ書類の提出を案内する
夜勤や変則勤務なので、必ずしも事務員さんが、介護現場の職員さんに会うとは限りません。
そのため、手渡しできなかったり、説明のタイミングを逃すことも考えられます。
逆に、介護現場の職員さんが、年末調整の書類で分からないときに、
事務員さんに聞きたくても、聞くタイミングが合わない・・・
そんなことも考えられます。
早い目に、介護現場の職員さんに案内しておくことがポイントです。
2.今年採用された職員さんには、前の職場の源泉徴収票を持ってきてもらうこと
今年の1月から今の職場に採用されるまでに、前職がある職員さんには、
前の職場の源泉徴収票を出していただくことを、早い目に依頼しましょう。
前の職場によっては、遠いところにある本社で一括して事務をしているので、
源泉徴収票を出してもらうように依頼しても、2週間近く時間がかかるところもあります。
今から2週間かかると、年末調整の事務に間に合わないこともあります。
ポイントとして、今年採用された職員さんには、前の職場の源泉徴収票を早い目に
準備してもらうように、持ってきてもらうように依頼することです。
年末調整では、何事も早い目に準備しておくと、後々の給与計算がスムーズになります。
神戸は、いつ見ても夜景がきれいですね。
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※2020年7月10日に記事の内容を一部修正しました。