坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
なぜ体育座りがきつくてできないか
無理なくきれいに背骨が伸びた体育座り。
「体育座りがきつくてできない」
という人にお聞きすると
・後ろに倒れてしまう
・脚が痛い
・お腹が邪魔
・お尻が痛い
・踵がつかない
・猫背になってしまう
・腰が痛い
・尾てい骨が痛い
・太腿、ふくらはぎが痛い
・長時間は苦痛
こういう人はもちろんあぐらも長座も正座も難しいと思います。
できても快適な状態ではありません。
ここに上げた状態はお尻の底が床に平行な状態に座れず
背骨が伸びない状態にあります。
私は「体幹の底」と呼んでいますが
お尻の底が床に広い面でついて座れると背骨が伸びるので
お腹は伸び、股関節も引き込まれた状態なので苦しくありません。
また足裏が適切に踏めれば
中心に向かうベクトルができて、歪みもなく
太腿やふくらはぎが痛くなることもないのです。
背骨を伸ばせる状態からヤンキー座り→体育座り→長座へ(2019年10月24日 )も
足首が固くてあぐらがかけない 膝が上がる 腰が辛い(2020年2月2日 )
足首が固くて正座ができないー土踏まずを伸ばしましょう(2019年5月25日)
などもその原因を解消するために考えて書いています。
「床に座る」ということに関して
あぐらも、体育座りも、、長座も、正座も全て
楽に座れない原因は同じことにつながっています。
体幹を作るあらゆる要素を含んだ「美しい」正座は究極のストレッチ(2020年2月7日)
で書いていることは、体育座りができないことと原因は同じ。
美しい正座ができるようになるには
・足裏がきっちり踏めるようにすること
・股関節を引き込むこと
・背骨が伸びられる設定にすること
が必要になります。
この条件が満たせるように4月から新たなWSを行う準備をしています。
普段の毎月土曜日に行っているWSでも
それぞれの体の状態に合わせてプログラムを進めていますが
今回はまず無理がなく、楽で美しい正座をできるようにすることで
あらゆるパフォーマンスに必要な要件を満たしていこうと考えています。
開脚や脚を上げるなども、「美しい正座」ができるための要件の中に
そのための手掛かりができていきます。
間もなく、そのことについてご案内しますので、今しばらくお待ちください。
このコラムでは、それまでにもいろんな方向から
正座、あぐら、体育座り、長座など
「床に座る」ことに役立つことを書いていくつもりです。
明日も「体育座り」ができるヒントを書く予定でいます。