股関節の痛みは我慢しないといけないの？

2019年10月17日公開 / 2021年3月3日更新

テーマ：ボディコントロール

コラムカテゴリ：スクール・習い事

股関節の痛みは我慢しないといけないの？

股関節に痛みがある
何かしら不具合を感じているという人は
結構おられる。

私のレッスンを受けに来るような方ではないが
たまたま食事に行ったときに
臼蓋形成不全で
立っていても、座っていても
もちろん動くときにも嫌な感じがあって
脚の付け根が痛いし、筋トレも続かないし
いろんなところにも行ったけれど、よくならないし
生まれつきのことだから仕方がないと
諦めておられた。

無理に勧誘しているように思われるのも嫌だったし
話を聞くだけ聞いていたが
きつそうに座っておられるのを見て我慢できなくなって
股関節を引き込こんで、骨盤幅に収めることをしてもらった。
たいがいお節介なことだと思うが。

腰や股関節や脚が痛くないように楽に座る（2017年12月9日）

「あらっ！？　楽！」
それを聞いて、特に股関節に不具合を感じていない人たちも
一斉に始めた。
「こうすると全然、楽さが違うね。すごく楽。」
「ちょっとしたことで違うのね」

私のレッスンに行こうかなと言っておられたが
そういう場で集客しようと思っていないし
本当にその気になったらどうぞ、と言うにとどめた。

確かに生まつきの骨の形は変わらないが
生まれた時のことは誰も覚えていないし

成長するまで、また今までの生活習慣で
股関節の状態に合わせて連動している部分も
固めてしまったり、伸びづらくなっていることもあるだろう。

10代でも20代でも30代でも40代でも50代、60代それ以上でも
生まれてからこのかたの生活習慣がある。
それを変えるのはもちろん時間がかかるが
年齢に関係なく

自分が、人に治してもらう消極的な気持ちでなく
自分から生活習慣を変えるために
レッスンを受けようと思わなくては
少しは良くなるが、自分で痛みや不具合、違和感を
改善することが遠大な道のりになってしまう。

教えるものはナビゲーターにすぎない。
自分の体という船の乗り手は、あなた1人です。

股関節を詰まらせずに座りたい（2019年9月15日）
股関節を詰まらせずに向きを変える（2019年9月16日）
スマホ首、丸い背中、きつい股関節改善、椅子バージョン（2019年9月26日）