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コラム
胸郭の意識
2018年11月2日 公開 / 2021年3月3日更新
胸郭の意識
昨日のコラムきれいな立ち方ー受講者様からのご質問1(2018年11月1日)
の中で言及していることを書いてみる。
床から還ってきた力をどのように頭上につなげていくか。
脇を引き込み肩甲骨からの流れを長座につなげる3(2018年10月28日)
でしていることをやってみた。
上の画像は肩甲骨の間を前に押しているために
胸郭は元の形でなく、横隔膜が開き、肋骨の後ろ側は縮んでいる。
体幹の底を押す意識は薄くなり
お腹は上に持ち上げられて、ぽこんと出るだけでなく
力が入り、脇も縮む。
腕へのつながりも無理がある。
下の画像。
肩甲骨の間を掬い上げるようにして真上に引きあげた。
背骨が無理なくしなり連動する。
体幹の底が押せるので、お腹は上に持ち上げられず
背骨に近い筋肉が伸びる。
横隔膜は開かず、締りのある状態。
肩甲骨~腕~手首へのつながりも無理がない。
長座へ至る経緯で
背骨と脚が「L」字のまま引いていくところ。
上の画像では背骨を前に押した状態を
そのまま引いているので、肩甲骨の感覚はなく
肋骨は落ちお腹は固まったまま。
胸郭全体の形はいびつになっている。
肩が上がり、脇も縮む。
下の画像。
肩甲骨の間を上に引き上げ高い位置のまま戻している。
体は無理なく連動している。
後ろから見ても体幹は中心に力が締まって
細くなっている。
肩甲骨、腕のつながりにも無理がない。
横から見るとこのようになる。
きつい張りがなく楽そうに見える。
長座になるところまで引き込んだところ。
肩甲骨の間を前に押すのでなく
掬い上げるように真上に引き上げたままであると
胸にいらぬ力も入らない。
ひとつずつの部分の意識をたくさん重ねるのでなくて
スタートの明確な意識で
全てが連動するオートマチックな感覚ができる。
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