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コラム
つながる体幹ー背骨の意識はAラインで
2018年5月31日 公開 / 2021年3月3日更新
つながる体幹ー背骨の意識はAラインで
つながりを維持したまま背骨を伸ばそうとする時
意識がお腹を伸ばす方にシフトしてしまうと
股関節が詰まったり、お腹が抜けたり、腰が落ちてしまったりする人は多いようです。
お腹を伸ばしたい!と思って
お腹を意識すると、本人の意に反して伸びてくれないものです。
伸びたと思うのは勘違い。
背中は反っています。
この下腹は伸びておらず、肋骨周りはお肉が余っていますし
脇腹も縮んでいます。
あら!反っちゃった!
と位置を戻そうとすると腰が落ちて
骨盤が後傾してしまいます。
つながる体幹が感じられるように意識して伸ばした状態。
かなり前にまぐろのおなか
というコラムを書いていますが、ややこの感覚は似ています。
今は更に進化してAラインで伸ばしていきます。
肋骨が縮まないように鳥籠のように置いたら
肩甲骨側も肋骨が内圧でパンと張るように広げて
そこから図のブルーのラインのように
床に向かってAラインを引くように伸ばします。
背中は反らず、丸くなり過ぎず
背中にきついテンションはかかりません。
股の底は床に向き、座っている場合は
座面が大きくなり、安定します。
坐骨を押す感覚もあり
坐骨を押すと背骨をしならせることもできます。
下腹も自然にしっかり伸びています。
体幹から床を押せると
座面は広いと言ってもお尻が広がっているのでなく
上下に伸びる感覚が出来て
床を押しながら中心からストローで吸い上げるような
引き込みの感覚もあります。
写真が暗くて申し訳ないけれど
Aラインの意識で立つとこんな感じ。
楽そうできれいに立たれています。
片方の意識だけでは、伸びてほしいところは伸びないし
自然で無理なく美しく立つことはできません。
無理なく立てなければ、思うように体は使えないのです。
上に伸びようとするときは、片方のベクトルしか使っていません。
床への意識があって初めて、つながる体幹から四肢に流れが出来ます。
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