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コラム
肘の引っ張りでインナー感覚を覚えていく
2018年5月15日 公開 / 2021年3月3日更新
肘の引っ張りでインナー感覚を覚えていく
肘を引っ張るところを間違えずに
連動してくれるところを引っ張ることが出来れば
インナー感覚をつなげていくきっかけができる。
肩甲骨から肘を長く無駄な力を抜く意識付け
でしているように
壁に肘の内側のゴリゴリのところを壁につけて押してみて
体幹からの意思は伝わるけれども
どこにも無駄な力が使われていない状態を覚えていく。
このように肘の内側を引っ張っていても
ぴんぴんに肘は伸びていない。
肘がピンピンに伸びた時には三角筋に力が入り
肘先も固まっている。
この写真では脇も適切に引き込まれていて
二の腕の裏側が床方向に向いて平たくなり
脇幅は厚く広く、腕までねじれがない。
このまま肘先を二の腕の先にはめていくのではなく
体幹から脇、肘、手先へと
既にできている道をもう一度通るようにして
伸ばしていくと
改めて肘の内側を引っ張りつつ
肩甲骨は脇側面が背骨を中心として
ペットボトルを使って肩甲骨~脇、肘、手首の繋がりを感じる
の最後に説明しているような意識で
中心に寄せられつつ
腕が更に長く伸ばされる。
肩甲骨、脇、肘、手先とつながって
それが股関節、脚、足裏、床へとつながっていく。
松葉杖を使う時ー体幹の推進力を育てるヒント
も同じ使い方をしている。
肘を引っ張る感覚ができても
それでOKではない。
肘を引っ張ることで
体幹の位置感覚を明確にして更に
体幹の裏側をしっかり感じられるようになりたい。
しっかり裏側からの感覚が育つと
連動するきっかけができ
腕も脚も無理のない自然なつながりができる。
つながりができて、そこからまた
動きの中で自分に活かせるようにしていく。
深遠で先が長く思えるが、簡単に行ける道などない。
ひとつずつ覚えて自分のものにする過程は
富士山の裾野から頂上を目指すようなもの。
果てしなく感じられても、頂上に向かっている。
迷っても戻ってしまっても当たり前。
戻ってしまったら装備を整えて再トライ。
時間をかけて頂上に諦めずに向かう。
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