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コラム
背骨を伸ばし脚につなげる感覚はストレスがありません
2014年11月26日 公開 / 2021年3月3日更新
背骨を伸ばす感覚はストレスがありません
昨日のクラスでは久しぶりにいらした方が
骨盤が後傾して、楽に座ることができないので
いろいろやってみた。
背骨の伸ばし方ひとつで
骨盤と脚をわける感覚も変わってくる。
床で体育座りや長座がきついと言われる方は
お尻を後ろに引いて、まっすぐ座っておられるように見えても
脚の付け根に違和感があったり
しばらくすると腿がきつくなってくる。
お尻を引いたように見えても
床に付く坐骨は点になっていて、脚の付け根は床から上がっている状態に
なるときつい。
これを誘導してあげると楽になるが
自分の感覚でうまくいかないのは
背骨を伸ばすのが継続できず、下腹がどんどん落ちてくるからだ。
見た目にまっすぐ座っているように見えても
背骨の伸ばし方はかなり力が入っていて、伸ばし続けるのが難しいきつさになっている。
椅子に座ると床に座るより楽に感覚がつかめるが
椅子への座り方を深くしたり、浅くしたりしてお尻を載せる位置を調節して
楽に座れたところから、脚を伸ばしてみた。
長座が難しい人は、浅めに腰かけて、脚を伸ばす時に
床に脚が着く状態で感覚をじっくり確かめながらやるのがいいと思う。
まず、背骨が筒のように丸く包まれたイメージで伸ばすのをやってみてほしい。
背骨を意識して立つ
の動画参考。
このイメージがわかってきたら、徐々に椅子への座り方の深さを変えて、床から
脚が離せるようにする。
この写真では90度より高く脚が伸びているが
この背骨の感覚にはきつさがない。
背骨から脚への流れはスムーズで
脚を上げようとがんばらなくても、自然に脚が軽く浮いてくる。
脇を引き込んで肩甲骨とつなげて腕を伸ばした時に
どこまでも継続して伸びていくときのように
つながりのしっかり感じられる伸びやかさがある。
楽に座る人、楽に脚を上げる人の背中やお腹を
手で挟むように触らせてもらってみよう。
この背中の触感は硬くなく柔らかい。
とても小さな、でも確実に繋がりが感じられる手触りだ。
いきなり脚を上げるのでなく、「つなげる」を頭に置いて
触らせてもらった感覚と同じようになる自分の体を
何度もイメージして探していく。
自分で探し当てたものは、間違いなく自分のものになる。
子供が成長するように時間がかかって当たり前なのだ。
うまさきせつこモダンバレエ研究所HP
せつこのゆったり自分コントロール
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