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コラム
脚は開きません うまさきせつこのボディコントロール
2014年8月4日
脚は開きません
言葉の表現は難しい。
例えば、私の「坐骨を回して」とか
「坐骨を中心に集めて」とか「坐骨を寄せて」
と言うのは
股関節を入れ込んで、そこから骨と筋肉をひと塊にしないで
股関節の中から、固まらないように分離させて、脚を出す、という意味だが
この方がわかりにくい気がする。
開脚は、字の通りで言えば「脚を開く」になるが
脚を開く意識になると、股関節が固まったり、お尻が固く締められると
付け根がつりあげられて、スムーズに股関節の中から脚が出ない。
骨は骨として、あるべき位置において
そこから流れを作ろうと思うと、骨の周りの筋肉が骨にがっちり絡み付くようになっていては
思うように動いてくれない。
動画のように寝た状態で、バレエで言う1番にしようとすると
脚と股関節の間は、くっついた状態でなく、分離しなければ
いわゆる「開く」状態にならない。
骨頭が滑らかにこすれたりしないで動くように
股関節が入れ込まれた状態にする。
それが「坐骨を引き込んで」と言う言葉になる。
「引き込む」と言うと、短くなるような気がするが
根元の部分がしっかり意識されて引き出され、伸ばされると
脚が長く楽に使える。
「開く」ではなく「回す」
股関節から楽に送り出せる状態を整えてやると
脚は滑らかに送り出され、可動域が大きくなる。
闇雲に開こうとしても開くものではない。
※六甲アイランド教室、火曜日のお稽古場所が今月より変わりました。
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