採用難の時代。この時期こそ既存従業員の教育研修が効果的なわけ。
今、評価制度の作成を3件抱えています。
同一労働同一賃金への対策の高まりを感じています。
それはさておき、私は、企業が人事評価制度を導入したら、
評価者訓練研修を行うことを勧めています。
評価制度は、結局運用が最も大切で、
作って終わりでは意味がないです。
その運用の大きなキーパーソンが、
部下を評価する上司たる評価者です。
この評価者が、人事制度の目的や評価の仕方やスキル、
それらを理解していないと運用がままなりません。
特に、「評価の目線」を社内で統一しておくことが大切です。
ある従業員の言動について、A課長とB課長で評価のポイントが違うと、
全く違う評価になる場合があります。
そのために、あらかじめ、
「うちの会社として、このようなポイントがあれば評価する」といったことを
評価者全員で共有しておくことが必要なのです。
これが、「評価の目線」を統一しておく、ということです。
評価者研修を行う中でワーク等を通じ、
この「評価の目線」をすり合わせていくことができます。
新規に評価制度を導入する企業のみならず、
評価制度が浸透している企業についても
「評価の目線」がブレていないかどうかチェックするために
評価者研修は定期的に行うことがよいでしょう。