社内研修に「アンガーマネジメント」を取り入れてみよう!
厚労省は、先日「平成30年若年者雇用実態調査の概況」を発表しました。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/4-21c-jyakunenkoyou-h30.html
この中の「若年労働者の定着のために実施されている対策」が興味深いです。
ちなみに、この調査における若年労働者とは、
調査基準日現在で満15~34歳の労働者を言います。
若年労働者の定着のための対策(複数回答)についてみてみると、
上位5つは以下のような割合です。
●若年正社員
(1)職場での意思疎通の向上 59.0%
(2)本人の能力・適性にあった配置 53.5%
(3)採用前の詳細な説明・情報提供 52.0%
●正社員以外の若年労働者
(1)職場での意思疎通の向上 58.3%
(2)本人の能力・適性にあった配置 49.4%
(3)採用前の詳細な説明・情報提供 49.2%
正社員と正社員以外の若年労働者ともに、
実施している対策の割合がもっとも高いのは「職場での意思疎通の向上」。
しかも上位3つは同じ内容です。
ダニエル・キム教授の組織の成功循環モデルでは、
「関係の質」を高めることがスタートになっています。
まさに、職場での人間関係の質を高める取り組みが効果的である、
との認識が企業にも広がってきているのではないでしょうか。
自社で若者の定着対策を考えるうえで大変参考になる調査結果だと思います。