ミスマッチをなくすために「持ち味カード採用」を検討してみませんか
私の経験上ですが、
労務トラブルは採用の段階から始まっていると感じています。
どういうことかと言うと、
「急に辞めた従業員の補てんに、とりあえず採用した人が1ヶ月で辞めてしまった。」
とか、
「履歴書見たらすごく優秀そうだったので採用したものの、
周りとうまく協調できず、他の従業員から不満の声が上がっている。」
原因は、採用に手間をかけていないからです。
ここでいう、手間をかける、というのは、
「プロジェクト型で、人材要件をきちんと作る」
ということです。
プロジェクト型がポイント。
人材要件は作られている会社も多くなってきましたが、
社長や人事担当者が単独で作られていることがほとんどです。
少なくとも、上記に挙げた人以外に、
実際に配属になる部署の関係者も含めないと
本当に求める人材の要件は見えてこないはずです。
さらに、外部の専門家(社労士や税理士、コンサルタント等)の
視点があると、有意義な人材要件作りができます。
売り手市場と言われている状況から少し変化の兆しは見えますが、
まだまだ業界や職種によっては求人募集をかけても応募すらない企業もあるでしょう。
とりあえず来てくれる人がいたら採用しよう、という受け身の姿勢は
後々の労務トラブルの火種になる可能性がありますのでご注意を。