アンガーマネジメントは「怒らない」ではありません。
「その怒りコントロールできますか?」
アンガーマネジメントの講座や研修の中で、
怒りに関する悩みを聞かせていただくことがあります。
プライベートでも仕事でも様々な悩みがあるのですが、
中には怒りの感情に囚われてしまっている方もいます。
どういうことかというと、
「自分の力ではどうしようもないこと」に対してずっと怒っているのです。
例えば、渋滞。
これは自分の力ではどうしようもないですよね。
それにも関わらず、「なんで渋滞してるんだよ!」「早く解消してくれ」と
イライラしたり祈ったりしていることは往々にあります。
天気もそうですよね。
あとは、自分の息子の性格を変えたいと思っているのに
全然変わらない息子に対して怒っている親。
他人の性格を変えられるでしょうか。
「親の自分であれば息子を変えることはできる」と思うのであれば、
それはそれで別の対処方法もあるのですが、
「息子は息子。今は何を言っても変わらない」と捉え直し、放っておくことも
怒りの対処法としてはアリです。
意外と人は自分の力でコントロールできないことに対して
怒っていることもあります。
「放置」という選択をすることもひとつの行動です。
何もしていないわけではありません。
手放せる怒りであれば、放置することをおすすめします。