社長の労災保険
10月、11月は研修のご依頼を受けることが多いのですが、
下半期の人事評価に向けての評価者研修に取り組まれる企業があったりします。
私は、企業が人事評価制度を導入したら、
評価者訓練研修を行うことを勧めています。
評価制度は、結局運用が最も大切で、
作って終わりでは意味がないです。
その運用の大きなキーパーソンが、
部下を評価する上司たる評価者です。
この評価者が、人事制度の目的や評価の仕方やスキル、
それらを理解していないと運用がままなりません。
特に、「評価の目線」を社内で統一しておくことが大切です。
ある従業員の言動について、A課長とB課長で評価のポイントが違うと、
全く違う評価になる場合があります。
そのために、あらかじめ、
「うちの会社として、このようなポイントがあれば評価する」といったことを
評価者全員で共有しておくことが必要なのです。
これが、「評価の目線」を統一しておく、ということです。
評価者研修を行う中でワーク等を通じ、
この「評価の目線」をすり合わせていくことができます。
新規に評価制度を導入する企業のみならず、
評価制度が浸透している企業についても
「評価の目線」がブレていないかどうかチェックするために
評価者研修は定期的に行うことがよいでしょう。