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三谷文夫プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

組織の課題は「対話型手法」で解決を。

三谷文夫

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テーマ:労務管理

例えば、「離職率が高い」という課題があったとします。

その際、この課題の解決方法として、
原因を追究していくことももちろん大切です。

「有給がとれない」
「長時間労働」
「課長の指導力がない」
「同僚の協力が得られない」
「そもそも辞めるような人を採用した人事が悪い」

ただ、この原因追求型の課題解決方法では、
時には犯人探しになってしまったりして、組織内の関係性が悪くなることもあります。

会社をより良くしていこうとしているのに、
かえって社内の雰囲気が悪くなるというのは、非常に残念です。
そして、原因(犯人)以外の人たちは、「自分たちは関係ない」という
受け身の関係性に陥りがちです。

そこで、このような人に関わる課題を解決する方法としては、
対話型の方がよいと思います。
対話型手法の中にアプレシエイティブ・インクワイリー(AI)というものがあります。

このAIは、あくまでも個人や組織の「強み」や「資源」に焦点をあてて
解決方法を探っていく、というものです。
このAIの特徴としては、参加者に主体性やポジティブな感覚が生まれることです。

もしも、人事労務関係でなかなか課題解決につながらない場合、
「なぜできないんだ」という問いから始めるのではなく、
「離職率が低い職場の特徴は何か」「どんな人が残ってくれているか」
「離職率が改善されたらみんなどんな働き方をしているか」等、ポジティブな問いから
対話を始めてみるのもよいと思います

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三谷文夫
専門家

三谷文夫(社会保険労務士)

三谷社会保険労務士事務所

労務についての法的観点からのアドバイス、それに加えて人材育成、組織力向上についての研修を行うことができることが私の強みです。「明日から実践できる研修」をモットーに、現場ニーズに合わせた研修が特徴です。

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