防災の日と「事業継続力強化計画」
私は、8月初め、
中小企業等強靭化対策事業の「指導人材向け研修会」に参加してきました。
これは、中小企業等経営強化法が施行され、
事業継続力強化計画認定制度が始まったことで、
その指導を行う人材研修でした。
BCPというのは一般によく知られていると思います。
いわゆる事業継続計画のことですが、今回のはこれとは違います。
もちろん関連性はあります。
BCPはちょっとハードル高いなあ、という中小企業等向けに、
まずは、防災・減災対策の必要性を認識してもらって、
取り組みへのやる気を持ってもらうための制度です。
そのため、「やる気」があれば認定される制度です。
そして経済産業大臣の認定を受けると、様々な特典があります。
私は、社労士として、主に企業の「ヒト」という資源についての
アドバイスを日々行っています。
そして、防災減災対策においても、
もちろんハード面も大切ですが、
「ヒト」の要素がそれ以上に重要だと感じています。
いざというとき、従業員がどのように行動するのか。
初動の対応の重要性が増す中、自分の頭で考え行動できる従業員を
育成することが必要です。
事業継続力強化計画の作成を通じて、
自律的人材の育成の必要性も再確認できるはずです。