“普通の社員”のやる気スイッチを探る
この時期、新入社員研修も多く行われていると思います。
今日は、新入社員を受け入れた時にありがちで、
でも新入社員の心を折れされせしまうことについて書きたいと思います。
これは「新入社員」「研修」に限ったことではないのですが、
皆さんの会社では、採用した社員をほったらかしにしていることはないでしょうか。
OJTでの研修ではよくありがちな場面として、
教育係の先輩が、
「ちょっと待ってて(と言いつつ1時間くらい席を外す)」
とか
「急にこの仕事やらないといけなくなったので、今日はこれ読んでて」
とか、
「昼休みは適当にここで休んでていいから」
など。
先輩としてはほったらかしにしている気はないと思います。
しかし、新入社員は心が折れそうなほど、
ほったらかしにされていると感じることもあるのです。
これは、転職を繰り返した私自身の実感でもありますし、
私が行った研修後のフォローアップで新入社員から聞いた声でもあります。
中小企業は教育にかける時間もコストもそれほどないかもしれません。
しかし今や人材は貴重な経営資源です。
そして人には感情があります。
せっかく採用し来てくれた社員を大切に扱う意識を持つようにしたいものです。
それは、教育担当者だけではなく、周りの社員もみんなが持つ必要があります。
「おはよう」
「今日も元気そうやね」
「一緒にお昼食べよう」
周りからのちょっとした声かけでいいのです。
私は、こんなちょっとしたことで、
新入社員の顔がイキイキとしてくるのを何度も見たことがあります。
「新入社員をほったらかしにしてないかな」
特に中手企業ではこの意識を全社で共有できたらいいですね。