ハローワーク求人票「仕事の内容」欄を工夫しましょう
あるクリニックのオーナーからのご相談。
「求人出しても応募がないんです。前までは2～3件の応募はあったんですが」
という内容です。
事務員の募集だったのですが、なかなか採用まで至らずお困りでした。
しかも最近では、そもそも応募自体がゼロという状況でした。
私は、求人広告やハローワークの求人票を見せていただき、
気づいたことがありました。
「これは埋もれる」。
なぜなら、はっきり言って他のクリニック等と比べて何も特徴が分からないからです。
しかも事務員としての仕事の内容も分かりにくい。
求職者からすると、「魅力がない（分からない）」となります。
私が行ったのは、次の一点です。
「ハローワークの求人票を充実させる」
私の経験では、
多くの社長さんは無料で利用できるためかハローワークを軽視しがちです。
しかし、周りが力を入れていないからこそ、
文字でびっしり埋まっている求人票があるだけで目立ちます。
単に文字がいっぱいあればよい、ということではありませんが、
求職者にとってみたら、「これ、他とちょっと違う」と目に留まる可能性は高まります。
あなたの会社の求人票、『会社の特徴欄』は、充実していますか。
何年も前の情報が掲載されていたりしませんか。
そこから魅力が分かりますか。
『仕事の内容欄』は、1～2行ではありませんか。
ハローワークにもよりますが、写真を添付することもできますので、
社内雰囲気もより伝えることができます。
ご相談を受けたクリニックでは、ハローワーク求人票を充実させたことで、
ハローワークからの応募が2週間で3件ありました。
まだ面接の最中なのですが、
クリニックの雰囲気や事務員の仕事内容がある程度伝わっている状態なので、
オーナー曰く、「面接がやりやすい」とのこと。
今回は私が求人票コンサルをさせていただいたためコンサル料をいただきましたが、
もちろん誰でもどの会社でも頭を使い時間をかければできます。
採用でお困りの会社（しかもおカネをかけたくない会社）は、
とりあえずハローワーク求人票を充実させてみるのも一案ですよ。
