新年のご挨拶
第61回日本糖尿病学会年次学術集会に参加してきました。
急に暑くなってきました。体調を崩されてはいませんか。水分をこまめに補給して、脱水にはくれぐれもご注意下さい。
先日、東京国際フォーラムで開催された日本糖尿病学会総会に参加してきました。
この会は、糖尿病に携わる医療者の勉強会です。医師、看護師、臨床検査技師、管理栄養士、理学療法士など様々な職種の医療従事者が、開催期間中に1万人以上参加する大きな学会です。糖尿病学の進歩も日進月歩ですので、このような場で最新の情報を学ぶことが出来ます。
私自身も糖尿病の基礎研究の成果を発表させていただきました。
1型糖尿病は、膵臓からインスリン分泌が枯渇することで、血糖値が上昇する内分泌疾患です。一方、2型糖尿病は生活習慣などにより、インスリンの効果が減弱することで血糖値が上昇する生活習慣病である、と理解されていることが多いように思います。
実は、2型糖尿病も膵臓からインスリンを分泌する力が弱まって発症する内分泌疾患なのです。私は当院でも外来を担当していただいている神戸大学の木戸先生の研究室で膵蔵からインスリンを分泌する膵β細胞の研究をしております。
詳細は、木戸研究室のホームページをご覧ください。
木戸研究室
また、学会ではスタッフとともに最新の治療薬やインスリンポンプ、血糖測定器、さらには療養指導の方法など、多くのことを学んできました。これからの診療に活かしていきたいと思います。