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「週1回製剤のアンメットニーズ探索」

松田友和

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テーマ:糖尿病センター

最近、糖尿病の内服薬としては初めての1週間に1回タイプのお薬が登場しています。
手間がかからないため飲み忘れを予防できるのではないかと期待されていますが、すでに複数のお薬を飲んでいらっしゃる方には必要ないのではないかという意見もあります。

そこで、今回のアンケートを通じて皆様が内服薬に対してどのような想いをいただいているのか、さらには週1製剤の内服薬を必要としている方はどのような特徴があるのかを解析しました。

結果を少しだけ紹介いたします。

〇 お薬は身体に良いとは思うが、出来るだけ飲みたくはないと感じておられる方が多い。
〇 飲みたくない理由としては、低血糖の危険性を挙げられる方が多い。
〇 全体では、約62%の人が週1製剤に興味を示していた。
〇 内服歴の短い人の方が週1製剤により興味が持っていた。
〇 血糖コントロールが良好な人の方が週1製剤により興味を持っていた。
〇 女性では、内服の飲み忘れが多い人の方が週1製剤により興味を持っていた。

タイトルにある「アンメットニーズ」とは、まだ満たされていない医療ニーズのことを
意味しています。つまり、上記の様な方々には週1回製剤がお役に立てるのではないかと
いうことが予想されるわけです。少しでも実臨床に役立てば幸いです。
これ以外にも様々な結果がでましたが、またの機会にご紹介させていただきます。

週1回製剤のアンメットニーズ探索1

週1回製剤のアンメットニーズ探索2

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松田友和
専門家

松田友和(内科医)

医療法人社団翠藍 糖尿病内科まつだクリニック

糖尿病専門クリニック。糖尿病専門医による薬物療法に加え、認定看護師や療養指導士など糖尿病専門スタッフがチームで食事療法や運動療法も行う。フットケア外来、禁煙外来、糖尿病患者友の会「ばんぶぅ会」もある。

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