栃木県真岡市立真岡西小学校での講演会「子どもを幸せに伸ばすための親学講座」
10月13日(金)は加西中学校で講演しました。
タイトルは「自信と意欲を引き出すプラスの問いかけ」。
聞いてくださるのは保護者の方と教職員の皆さんです。
詩「もし思春期をやり直せるなら」
まず最初に詩「もし思春期をやり直せるなら」を朗読した後、
参加されている皆さんにどこに共感されるか聞いてみました。


「注意やダメ出しばかりしないで」
「学費や老後の為だと節約ばかりしないで」
が多かったように思います。
どうしても我が子に対しては悪いところばかりが目につきやすいし、
最近の物価高の影響もあってか皆さん先々のお金のことが心配なようです。
でも「ネガティブ」や「心配」に引きづられずに
「子どものいいところを見るようにします」
「私が生き生きすることにお金も時間も使います」
とプラスの決意、行動をされると子どもの思春期という難しい時期も気楽に楽しく過ごせるように思います。
そしてそのような心持ちや行動が明るい未来を引き寄せるように思います。
どうして英語なんて勉強しなといけないの?
中学生くらいになると本質を突いてくるような質問をしてくるようになります。
「先生、連立方程式なんて社会出てから使う?使わへんやろ?」
みなさんならどうお答えになるでしょうか。
「なんで使わへんもんを勉強しなあかんの?」
この本質を突いた質問におきまりの綺麗事やごまかしは効きません。
どこかで聞いたような答えはすぐ見破られます。
以前、生徒からこんな質問がありました。
「先生、なんで日本人やのに英語なんて勉強しなあかんの?」
「なんでやと思う?」
「えっ、なんでって、海外旅行した時に英語しゃべれんかったら困るからかなあ・・」
「今時、海外旅行になんて誰でも行く時代やで。でも、英語しゃべれん人多いけどなあ。」
「だったら、仕事でいるからちゃう?」
「そうやなあ。仕事ではいるかもしれんなあ。ところで〇〇くんは将来どんな仕事がしたいの?」
「えっ、僕?僕は国際的なスタントマンになりたいねん。ハリウッド映画に出てくるような。」
「そうか。すばらしいやないか。先生、応援するわ。」
「先生、ハリウッドってアメリカか?」
「ハリウッドはアメリカやで。」
「それやったら僕、英語しゃべれなあかんわ。」
「そやなあ。ハリウッドで仕事するんやったら英語は必須やで。」
「ほな、僕、英語頑張るわ。」
こういう風にして子どもの意見を聞こうとして問いかけていくと子どもと対話が成立して、そういう対話の中で子どもが自分で答えを見つけていく。
それは親が一方的に押し付けた意見ではなくて、子ども自身が自分で考えて自分で出した結論ですから子どもの行動が変わる可能性も大なんですね。
子どもの気持ちや考えを理解しようとして問いかけることによって、その子に対する愛情とその子を尊重する態度を示すことになります。それは親子関係をさらに良いものにしていきます。
だから、子どもの質問や疑問はもちろん普通の会話においても「問いかけ」は大変有効です。
「どうしたらいいと思う?」
「どうしたら出来るかな?」
と子どもの考えを聞く。
「どうしたい?」
「どうしてほしい?」
と子どもの気持ちを聞く。
それは、子どもの考えや気持ちを大事にしたいという愛情表現でもあるんですね。
その後、「自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方」の資料をもとに自己肯定感を育てる関わりについてお話ししていきました。
最後、7、弱さや欠点を受け入れる(許し合う)では、「愛する喜び」「愛される喜び」「愛する者同士が共に暮らす喜び」についてお話ししました。
講演後に質問が2つありました。
最初の質問
「長谷川先生は、子どもの意見や気持ちを大事にし子どもに任せていこうという思想はいつ頃からお持ちになられていたんですか。それとそのように思われるようなったきっかけがありましたら教えてください。」
「そうですね。最初の子が生まれた時に、親の希望を込めずに名前をつけたいと思っていましたので、20代の頃から何かそういう子ども個人の自由というか、そういうものを大切にしたいという気持ちはありましたね。
あとは家庭教師をしていても、いつも生徒の成績を上げられるわけではないんですね。うまくいかない時も多々あるわけです。思うようにならない。思うようにならないという意味では、不登校の子や発達障害の子なんかも本当にこちらの思うようになんて全然ならない。そういう経験をする中で子どもを大人の思うようにしようなんて、そんなの大人の横暴だし、そんなこと出来っこないし、て考えるようになりましたね。
子どもを変えようとすると、どうしても子どもとの間に対立構造を生んでしまうんですね。つまり子どもの敵になってしまう。だったら子どもの味方になれば良いと考えるようになって・・。それが今から20年前か30年前か。そんな感じです。」
2番目の質問
「子どもが不登校で、と言っても学校には別室登校で通っているんですけれど、子どもが『どうして男子は髪の毛を伸ばしちゃダメなんだ。そんな校則おかしい。』とか『なんで制服着ないといけないんだ。そんな校則おかしい。』とか言うんですが、これはそのままを愛するを実践して、そのままにしておいたら良いのか、それとも社会の厳しさを教える上でダメなものはダメと言った方が良いのか、長谷川先生のお考えをお聞かせください。」
「まず、男子だからと言って髪の毛を伸ばしちゃいけないなんておかしいじゃないかと言えるあなたのお子さんは素晴らしいということです。何も従順だけが良いわけじゃないんです。
この社会には、この社会を維持していくための一般ピーポーだけじゃなくて、この社会を進歩させてくれる変革者、天才が必要なんです。彼らが時代を作り、新しい社会を作ってくれるんですね。
最近でいえば、イーロンマスクやスティーブジョブズ、昔で言えばエジソンや野口英世、織田信長。そういう人たちが時代を作ってくれたから今があるんですね。
誰もが当たり前だと思っていることに異論を唱える、誰もがおかしいと思っているけれど、どうせ言っても自分が損するだけだからと言わないところをあえて言う。俺はこう思うってことを貫き通す。
その子は変わっていると言えば変わっている。
でも面白いと言えば面白い子なんです。
こういう子が新しい社会を作ってくれる子なんです。
だから、社会の厳しさなんて教えようとせず、そのままを愛してあげてください。
社会の厳しさは社会に出てからなんぼでも勉強できますから。」
良い質問をしてくださったおかげで大変盛り上がった講演会になりました。
ありがとうございました。
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< 最近行った講演会 >
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2023年7月 御津子育てつどいの広場
「子どもを幸せに伸ばす10の秘訣」
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2023年1月 徳島県立人権教育啓発推進センター主催講演会
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