政労使で賃上げ協議 新機関を提言 / 千葉県市川市 社会保険労務士
先日のコラムで、賃金水準は何を参考にすれば良いのか、というご質問を受けました。
一般的に、賃金テーブルを作る際などは、人事院が毎年調査している「標準生計費」を参考にします。
以下、人事院2011年標準生計費
http://www.jinji.go.jp/kankoku/h24/pdf/24seikeihi.pdf
この標準生計費は、世帯別に1か月にかかる生活費がいくらなのかを表しています。給与には、社会保険料や所得税がかかります。手取額で標準生計費を下回ってしまうと、生活が出来ないということになります。ただし、賞与がある会社では、賞与の年間手取額を12で割り、それを月額の手取額にプラスしてどうなるか、になります。
リンク先の人事院「標準生計費」は、全国平均ですので、東京など都心部に関しては、もう少し上がってきます。都道府県の県庁所在地別は、労務行政研究所等が書籍として販売しています。
ちなみに2011年千葉市は、
1人:105,420円
2人:153,070円
3人:183,330円
4人:213,590円
5人:243,840円
東京都は、
1人:137,280円
2人:196,050円
3人:230,430円
4人:264,810円
5人:299,170円
となっています。
是非、自社の給与と比較してみて下さい。