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磯部優子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

文山包種は、どんな品種で作られていますか?

磯部優子

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テーマ:中国茶 烏龍茶

陽極まりて陰を萌す。
冬至から少しずつ満ちてきた陽の気が極まり、
転じて冬至に向かい陰の気が次第に満ちてくる。

最も日が長い1日だけあり、いつまでも明るい日差しでした。

コロナのため茶の旅に訪れることはできませんが、
今年も台湾の新茶がいただけることを嬉しく思います。

特に台湾の烏龍茶「文山包種」は、発酵が軽いので、数ヶ月するとお味に変化が否めません。

フレッシュな5月21日に製茶された文山包種をいただいています。




文山包種20210603


毎年台湾を訪れるのは、夏なので6月にいただくのは本当に久しぶりです。
茶農家さんを訪れた時のことを思い、
文山包種といいましても品種の違いがあることを思い出しました。

文山包種20210602

何か一種だけ選ぶときには、最も主流な「青心烏龍種」を選んでいます。
今年もそちらにしました。
台湾の土地に根付きやすく、高級茶の品種として知られています。

文山包種202106

茶農家さんでは、同じ「青心烏龍種」でも
焙煎が強いタイプもありました。

金萱種の乳花香を思わせる香りや
翠玉種の青さが感じられる香り、
碧玉種「青心烏龍種」と「金萱種」をかけ合わせた香り。
メモ書きには、「花蜜」とありました。

他にも文山包種といえども文山地区だけでなく、
阿里山や杉林渓でも作られています。

文山包種の清々しい香りを楽しみつつ、
台湾の景色を思い出しているうちに
品種について知りたいという方がいらっしゃればと思い
書かせていただきました。

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磯部優子
専門家

磯部優子(中国茶紅茶教室講師)

香茶苑

北京、香港滞在で得た知識を元に、お茶の魅力と暮らしに役立つアイデアを盛り込んだレッスンを開催。初めてでも楽しく学べるものから、中国国際茶文化研究会認定の資格取得もできる講座まで揃え人気を博している。

磯部優子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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