漳平水仙のくちなしを思わせる香り
暦は、雨水となりました。
雪が雨となり氷が溶けて川の水となって流れていく…
春めいてまいりますね。
春節が過ぎ、新しい年を迎え喜びと共に
お茶をお供えしいただきます。
まだまだ寒いので福建省の烏龍茶、体を巡るうちにポカポカと温かく感じられる岩茶について紹介させていただきます。
岩茶の産地「福建省武夷山」に訪れた時に教えていただいた言葉があります。
「香不過肉桂、純不過水仙。」
香りは、肉桂にはかなわない。
味は、水仙にはかなわない。という意味です。
武夷山にまいりますと、そのほとんどの岩茶が、
肉桂、水仙、有名な大紅袍のお茶。
この度は、「武夷奇蘭水仙」を淹れました。
「奇蘭」は、「珍しい蘭」をイメージします。
そして、蘭の花のような妖艶な高い香りが広がります。
上品で澄んだお味は格別です。
どちらかで出会われましたら、
是非召し上がってみてくださいませ。
椿の蕾が微笑みました…