寒い時ほど心をあたためて
杭州で行われた茶葉博覧会2019へ参りました。
2019.5.14-19
最初に注目したのは、中国で一番飲まれている緑茶の割合が減少したことです。
緑茶は、これまで中国茶全体の7割といわれていましたが、
今年61%と発表されました。
その9%については、白茶、紅茶と予想しています。
調べて分かりましたら、改めて書かせていただきます。
緑茶は変わらず半分を超える生産量ですが、嗜好や流通が変化しています。
そして、スローガン「三安」が強調されていました。
国の安寧を願う「安」という言葉が入る3つの茶産地のお茶についての言葉や広告を
繰り返し見聞きして、アピールを目のあたりにしました。
「安渓鉄観音」
「安吉白茶」
「安化黒茶」
これまでいただく機会がわずかでした湖南省の黒茶「安化黒茶」の名前を
昨年から急に耳にするようになりました。
中国国際茶文化研究会が発信してきた言葉が現実のものとして動き出しています。
湖南省の黒茶「茯磚茶」「黒磚茶」「花磚茶」「千両茶」「湘尖茶」。
お茶に生きた菌「金花」が体におよぼすよい影響や味についても研究が進められています。
中国中から茶に関するあらゆるものが集合した博覧会には、
3000ものブースが出展していました。
そのために世界中から茶の関係者が杭州に集まってきたという印象です。
暦は、小満を迎えましたね。
「雨後の青山 青転青し」
雨が降り 草木を潤し 青さをまし深緑となる様子、
経験が人を成長させることに繋がることにも通じる言葉。
ひとつひとつの経験を丁寧に摘み重ねてまいりたいと思います。
小満となり気温は暑くなりますが、雨が降ると急に冷えるので体調管理にお気をつけてお過ごしくださいませ。
今日の大雨も大変でしたね。