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磯部優子

お茶を通してくらしを豊かにし人の縁を結ぶ中国茶講師

磯部優子(いそべゆうこ) / 中国茶紅茶教室講師

香茶苑

コラム

「径山茶」の清々しさを味わう

2019年6月6日 公開 / 2019年6月7日更新

テーマ:中国茶 緑茶

コラムカテゴリ:くらし

「緑茶三昧」
この季節になると今年もまた緑茶三昧の日々となりありがたいとしみじみ思います。
いただくお茶がどれも若々しい小さな芽ばかり…
夏を越す前の清らかな生命力に満ちているお茶から元気をいただけることに感謝です。

径山茶 茶葉

こちらは、「径山茶」。
浙江省余坑市の天目山東部にある径山一帯で作られる緑茶。

元は禅寺 径山寺で作られていたといわれています。
日本の僧侶もたくさん径山寺へ修行にいらっしゃいました。

径山茶 泡茶

僧侶が持ち帰り植えた茶の種が日本茶のもととなったといわれています。
日本の茶の祖といわれる栄西禅師は、こちらの寺を訪れていないとのことですが、
径山寺で修業された僧侶が日本各地で茶の種を植えたので、
そのひとつなのではと思います。

径山茶 泡茶2

応援している静岡県梅ヶ島も聖一国師様が径山寺を訪れ、
持ち帰られた茶の種を植えたと伝わっています。

径山茶 茶杯

清々しさと上品な甘みのお茶を今年もいただけて嬉しいです。


径山茶 葉底


暦は、芒種。
種まきとともに
数々の命が生まれる季節を迎えました。
これからの梅雨の間も
道端の草木の様子を楽しみながら
お散歩するのもいいですね…

この記事を書いたプロ

磯部優子

お茶を通してくらしを豊かにし人の縁を結ぶ中国茶講師

磯部優子(香茶苑)

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