温度で表現する龍井茶の香り
万物に生き生きとした気がみなぎってくる時期
清明を迎えました。
万物発して清浄明潔なれば
この芽は何の草と知れる也
中華圏では、お墓参りに行くご先祖様を供養する日です。
中国緑茶の新茶は、
春分から今日までのお茶が清明節前のお茶「明前茶」と呼ばれます。
今年は、春分を過ぎても気温が上がらないため茶摘みの良い条件がそろわず、
後から段々と暖かくなっていったそうです。
龍井茶、そして、様々な緑茶もいただくのが楽しみです。
龍井茶を蓋碗で淹れてみました。
可愛らしい芽ばかりの茶葉です。
まさに生き生きとした気が溢れるようです。
蓋碗で淹れる場合、湯を入れて茶器をあたためてから茶葉を入れる目安は、このくらいです。
赤ちゃんのように嫩く柔らかい葉なので、
湯の温度は、これまで85度くらいで一煎目は、1分待って淹れていました。
最近は、産地の杭州でも沸騰したての湯でサッといれる様子を見ることが多くなってまいりました。
時代の変化とともにお茶に求められることも変わってきているようです…
清らかな芳ばしい香り…