「パワーハウス」と「安定性」のお話
相反抑制(Reciprocal Inhibition)
レッスン中に
「力を抜いてって言われても抜けない…」
「頑張ってるのに身体がかたい」
こんなことありませんか?
それ、“相反抑制”
がうまく働いていない可能性があります。
私たちの身体がスムーズに動くためには、「動かす筋肉」と「その反対側の筋肉」
のバランスが大切です。
筋肉は、片方が縮むともう片方がゆるむようにできています。
でも、日常のクセやストレス、姿勢の偏りなどで
神経のバランスが乱れると、
本来ゆるむはずの筋肉までずっと緊張したままになってしまいます。
たとえば、肘を曲げるときは上腕二頭筋(力こぶ)が縮み、
反対側の上腕三頭筋(うでの後ろ側)はゆるむ必要があります。
この「主動筋が働くと、拮抗筋の働きを抑える」
神経の仕組みを 相反抑制 と呼びます。
「どこに力を入れるか」
だけでなく
「どこをゆるめるか」
も大切です。
ピラティスではこの相反抑制を意識することで、
- 力みのないしなやかな動き
- 関節の安定性の向上
- 柔軟性の向上
などが期待できます
さらに踏み込んで指導ポイント
①呼吸を合わせること
→ 吸う=拮抗筋を準備、吐く=不要な緊張を手放す
② ゆっくり・丁寧に動くこと
→ 速い動きでは神経が追いつかず、相反抑制が起きにくいです。
③無理に「力を抜こう」と思わないこと
→ 相反抑制=力を抜くこうと思っている方も多いと思いますが、逆に筋出力が上がることがあります。
→ 「反対側を使う」という意識が実は大切
(※拮抗筋は理解しておく必要があります。)
気になる方は是非
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