PHI pilatesのインストラクターを目指したい方へ
OKC と、CKC
ピラティスやリハビリ、トレーニング指導でよく出てくる
1.「クローズド・キネティックチェーン(CKC)」
と
2.「オープン・キネティックチェーン(OKC)」
について説明させていただきます。
まずキネティックチェーン(運動連鎖)とは?
体の関節や筋肉が連動して運動する仕組みのことを指します。
ひとつの関節や筋肉の動きが、他の部位にも影響を与えるという感じです。
1.オープン・キネティックチェーン
(Open Kinetic Chain: OKC)
これは→ 「運動する肢(手足)の末端が 自由に動ける状態 で行う運動」
と定義づけられております。
スポーツジムの、トレーニングで例えると、
膝伸展マシン(レッグエクステンション)や
膝屈曲マシン(レッグカール
フリーウエイトでのダンベルカール等
シットアップやレッグレイズ
- トレーニングの世界では主に 単関節運動 が多いです。
- 特定の筋肉をピンポイントで鍛えやすいと思います。
リハビリやピラティスの世界では、
脚や手が自由に動くので、
- 身体の末端(遠位部)を空間でコントロールする必要があり、関節内の調整や動作学習に適してる
- 体幹の安定が弱いと、代償動作が出やすいので体幹を安定(意識)させるトレーニングとしても向いてるます。
シングルレッグストレッチや
レッグサークルズ
ローリングライクアポール
フロントアンドバックやアップアンドダウン
などなどが挙げられます。
2.クローズド・キネティックチェーン
(Closed Kinetic Chain: CKC)
「運動する肢の末端が 床や器具に固定されている状態 で行う運動」
と定義づけられております。
スポーツジム等では、
スクワット(足が床に固定)
プッシュアップ(手が床に固定)
懸垂(手がバーに固定)
リハビリやピラティスだと
アーティキュレーティングショルダーブリッジ
スタンディングフットワーク
サイドスプリット
イブズランジ
などなどが挙げられます。
- 複数の関節・筋肉が同時に働く(多関節運動)が比較的多いです。
- 関節への圧縮力が高まり、安定性が増す
- 体幹や姿勢制御の要素が大きい
- 日常動作やスポーツ動作に近い動きを再現しやすい
まとめますと、
- OKC は「部分的に筋肉を強化」しやすく、リハビリや弱い筋をターゲットに強化したり、関節内の調整や動作学習するのに有効です。
- CKC は「全身の連動や安定性」を高めるのに有効で、姿勢改善や日常・スポーツ動作の再教育に有効です。
ちなみにこの動画のように
ピラティスのリフォーマーやトラピーズテーブルを使用したエクササイズの場合
OKCの特徴とCKCの特徴を合わせもったエクササイズが多数あります。
これを セミクローズ
と言うそうです。
OKCとCKCを使い分けなくても、運動指導が出来てしまうという優れもののマシン達なのです。
機になる方は是非一度
受けてみてください。
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