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前捻股とトレンデンブルグ歩行について

前田利之

前田利之

テーマ:前捻股とトレンデンブルグ歩行



股関節の前捻角(前捻股)と
トレンデレンブルグ歩行についてちょっと考えてみました。



【前捻股(過前捻)】

正常な股関節の前捻角は約15°とされています。
これが30°以上になると「前捻股」とされます。
その影響とは
•股関節内旋位優位
•下肢アライメントの乱れ(X脚傾向など)
  •股関節(大腿骨頭と臼蓋)が不安定になる(適合性の低下)
•中臀筋の効率的な収縮が困難となりトレンデレンブルグ歩行の誘発因子になります。


【トレンデレンブルグ歩行】

歩行中に立脚側の股関節外転筋(主に中臀筋)の筋力が低下すると、遊脚側の骨盤が下がる為、
体幹を立脚側に側屈させて代償する特徴的な歩き方が現れます。

•中臀筋の筋力低下や股関節の構造的問題(前捻角の増大など)が主な原因
•体幹部の安定性が損なわれやすく、代償的に側屈や回旋が出現しやすい
その状態が長期的に続くと腰痛や骨盤周囲の不調を引き起こしやすいです。



pilatesレッスン時にチェックするポイント
•骨盤の左右差や歩行時の代償動作の確認。
•大腿骨の内旋や外旋に入りやすい。
•片脚立位での骨盤の安定性。

ピラティスでのアプローチ
•中臀筋の等尺性収縮や等張性収縮など機能的な強化
•体幹の軸をやニュートラルをコントロールする
•動作時のアライメントを整えながら運動する(特に股関節・膝・足部(第二足趾)


最後に!
前捻股は骨の形状の話なので

“直せません”。

しかし!

それに伴う周囲の不調や動作の崩れはピラティスで改善できますので
気になる方は一度体験レッスン受けてみてください。


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前田利之
専門家

前田利之(ヨガ・ピラティスインストラクター)

ピラティススタジオMAEDA

骨格や筋肉の仕組みを理解した上で、一人一人の状態や悩みに合わせたエクササイズを組み立てます。パーソナルレッスンならではのきめ細かいサポートで、無理なく体を動かせます。

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