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谷津吉美
薬剤師
谷津吉美プロは静岡新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です
谷津吉美(薬剤師)
有限会社むつごろう薬局
漢方薬本来の力を引き出すには、煎じ薬が有効であるということを以前お話ししましたが、その他の剤型もやみくもに作られたものではありません。どれも目的とする効果を狙って考えられた剤型ばかりですので、...
(写真は、当帰の花)「気」や「血」と同じく身体をめぐる「水(すい)」は、無色の液体を指します。リンパ液など、血液を除いた体液のことを表していると...
写真は、漢方生薬「黄耆(おうぎ)」漢方薬の元となる生薬には、植物や動物、鉱物由来など実に様々なものが使われていますが、その大半は植物です。その原料と...
日本における古代医学は、まじないや祈りが発祥であり、自然界に存在するものを経験的に薬として用いていたことは中国と同じです。病気の完治を願って神に祈るという行為は現在でも見受けられますが、...
漢方薬は飲みにくい」そう感じている人は多いようです。それもそのはず、西洋薬は錠剤やカプセル剤にしたり味をつけたりと飲みやすく加工してあるのに対し、漢方薬は生薬そのままの味がするのですから。...
現代では科学の進歩などのおかげで、季節を問わず手に入るものも増えてきました。ですが、暑い時期に属するスイカやキュウリが体を冷やし、寒い時期のかぼちゃやサツマイモが体をあたためるように、本来は季...
最近、どことは言えないけれど何となく体調がすぐれない。頭痛がとれないので病院で検査してもらったけれど、特に異常はみつからなかった。そういった方、意外と多いのではないでしょうか。漢方ではこ...
(写真は、薬草「当帰」の花)以前、こちらで少しご紹介しましたが、身体の調子の良し悪しには“気、血、水”が深く関わっています。その中でも“気”は、生命...
(写真は、徳川家康公駿府城外苑の桜)漢方薬は西洋薬と違い、独特の名前がつけられていますね。漢字を用いたその名前のつけ方には、実はいくつかの法則があります。...
生きるということは食べることであり、食なくして生きていくことはできません。そんな当たり前のことを最近は、忘れがちになっていることはありませんか?時には暴飲暴食をし、そして体型を気にして過度...
江戸時代に入ると鎖国が始まり、大陸との交流や貿易には制限がかかります。医学も例に漏れず限定的な情報しか得られなかったため、日本独自の考え方や治療法が発展していくことになりました。漢方からは...
これまで漢方について色々とお話してきたのですが、中には少し難しく捉えてしまっている人もいるのではないでしょうか。概念や形式ばかりだと、わかりにくい部分が多いかもしれません。ですが、私たちは案外...
今回は、漢方における特徴的な考え方のひとつ、心身一如をご紹介します。これはどのようなことを意味しているのかというと、心と体は全く別のものではなく密接な存在であり、互いに影響を与え合っているとい...
何事もやりすぎは良くないといいますが、これを上手く言い当てたものに「中庸」という言葉があります。やり過ぎではない、つまり「し過ぎない」「適当」といった意味合いを持ちます。適当とは、決してい...
漢方と聞くと中国を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。「漢」という字がその考えの一助を担っているのかもしれません。しかし、漢方とは古代中国で培われた医術が5世紀頃に日本へと伝わって、日...
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