弱った胃腸に
(むつごろう薬草畑 当帰の花)
心安らかにする漢方療法
`気をめぐらす`とはどの様な事なのでしょうか。漢方薬を飲んで既にお気付きの方もいると思いますが、頭がすっきりする、喉の詰まりがなくなる、目の疲れがとれる、気持ちが明るくなれる、積極的になる、そして心安らかになれる事です。漢方で言う`気`は、元気、やる気、気分、気性、など私たちの何気無い会話の中で使われていますが、形はなく働きのみを言います。人間が健康維持する大切な要素の一つです。そのほかに、`血`と`水`があります。この気血水が体を循環していればいつまでも健康でいられると東洋医学は考え、病的なものは漢方薬を使って滞りを無くします。循環させることが体内にある毒素を排出させやすくするのです。例えば我慢していた大便や、小便、涙を出した後は誰でもスッキリするはずです。生理前のイライラも生理と一緒になくなるから不思議です。漢方薬では、紫蘇の葉、薄荷、みかんの皮、ほおの木の皮、ニッキなどの薬草をうまく組み合わせて気をめぐらせていきます。
もう一つ大切なものがあります。私たちは、人に傷つけられますが、人に助けられることもあります。気が合う人や人の気持ちがわかる人、そして何より大きな心を持っている人と接すると安心感で満たされます。薬局にわざわざ足を運んで来られる方に、電話やスカイプで相談頂く方に常にそう人でありたいと思います。これが私たち、むつごろう、むつみ薬局の目標です。