作業服を着た営業マン
大阪人は「で、オチは?」とは言わない
言わないとは言わない。
言います。
「で、オチは?」がオチになる時です。
先日の昼間、くだらないと思いつつ見ていた、バラエティー番組での会話。
東京ローカルの番組で、関東目線での会話が続きます。
再現コントをやっていて。奥さんが旦那に話し掛けます。
「昨日ね、幼稚園でお遊戯会があったの」
「そう」
「〇〇さんちの〇〇ちゃんカッコよかったわ^^」
「・・・・で、オチは?」
で、旦那の「で、オチは?」にむかついたという奥さんのお話し。
司会者も出演者も、「会話にオチが必要なのか?」でトークが白熱していました。
たしかに、誰かに笑ってもらう為の会話でもないし、特にオチが必要と云う訳でもありません。
ただ、会話の潤滑剤の様な役目をオチが果たしているかと思います。
関東の人の会話を聞いていると、抑揚のない業務報告の様な会話が延々と続きます。
関西人は落としどころを探してウズウズして来るのです。
そこで間が空くと、ついつい「この話し、オチひんのか~~い」となってしまうのです。
先ほどの会話、関西の夫婦だったらどうなったでしょう。
「昨日なぁ、幼稚園でお遊戯会があってなぁ」
「へぇ」
「〇〇さんちの〇〇ちゃん、めちゃカッコええねん」
「おぉ?惚れたんかい」
「なんでやねん!!」
でオチます。
関西の会話は、進行役の突っ込みと、落とし役のボケで会話が進みます。
この場合突っ込みは奥さんで、旦那がボケ役です。
だから関西人は決して真顔で「で、オチは?」とは言いません。
自分で落とします。