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コラム
吉本興行の闇営業から見えて来るマスコミの醜態
2019年7月30日 公開 / 2019年7月31日更新
マスコミは弱者に群がる
建築にあまり関係の無い話しはコラムにはしたくないのですが、連日の闇営業問題のマスコミの対応に辟易としていますので、感じた事を書いてみます。
吉本の芸人宮迫氏が、反社会組織から金銭の授受があったとして、マスコミから糾弾されています。
反社会組織によって被害を受けた方から見れば、憤って当然の話しで、宮迫氏は大いに反省しなければならない処ではありますが、マスコミが公共の電波を使って話しを大きくするほど、社会的な意義のある問題なのでしょうか。
社会正義に反した行為として、芸人個人が糾弾されたのをきっかけに、吉本興業のコンプライアンスの問題に発展し、芸人の待遇問題も加わり、お家騒動の様な事態になっています。
民放マスコミの似非社会正義
これは、マスコミが、社会正義の名の元、視聴率を稼ぎたい為に、弱者を虐めている事にはならないのでしょうか。芸人も吉本興行もTV局から仕事を貰う立場です。
つまり、マスコミが強者で芸人や吉本興行は弱者なのです。
弱者は強者に、元々逆らう手段を持ち合わせていません。ですので、叩かれ放題に叩かれてしまうのです。
元々芸人ですから、話題になるだけで視聴率が稼げます。それをワイドショー等で、評論家を並ばせ、天下国家の一大事の様な論調で、社会正義の名の元に如何にも極悪非道な行為を行った様に糾弾しているのです。
強者におもねる民放
マスコミ自らが、社会正義を振りかざすのであれば、もっと他にも目を向けて然るべきではないでしょうか。
例えば、反社会組織に場所を提供したホテルのコンプライアンスはどうなるのでしょうか。芸人は芸を提供して報酬を得たと社会問題になっているのです。ホテルは反社会組織に場所を提供して報酬を得たのではないでしょうか。
マスコミは何故、社会正義を振りかざし、ホテルを糾弾しないのでしょうか。
それは、ホテルに対しマスコミが弱者であるからです。ホテルは民放のスポンサーになり得ます。つまりホテルが強者であり、マスコミは弱者なのです。
弱者は強者に対し、逆らう手段を持ち合わせません。その為にホテルの反社会的行為を糾弾出来ないのです。
この様な、偏った社会正義のあり方で良いのでしょうか。
私のコラムに、民放・マスコミが反論する気持ちがあるなら、その前にホテルを糾弾して欲しいものです。
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