食博の歩き方
イワシの頭も信心から
私の専門は、建築であって医療ではありません。以下に書く事は、単なる風評かも知れません。ただし、実際に実践して、私以外の家族全員がインフルエンザで高熱を出している時も、私は発症しませんでした。何故かと云うと、前々からインフルエンザにかかったかなと思った時に、試してみようと考えていた対処法を、実践したからです。
正月明けから次々と家族がインフルエンザに罹って行きました。1~2日の潜伏期間を置いて一人また一人と云う感じです。何もしなければ私も発症するのは時間の問題です。かといって医者に行っても、インフルエンザの特効薬と云われているゾフルーザもタミフルも、インフルエンザの症状が現れて、ウィルスが検出されなければ、処方してもらえません。高熱が出てからしか、処方してもらえないのです。
熱が出る前に対処する方法は予防接種しかありません。しかし今回は、予防接種した家族にも感染してしまいました。熱は然程上がりませんでしたが、咳が酷く苦しんでいました。
現状で発症しない様に、頼るのは前々から試してみようと考えていた対処法しかありません。
うつ伏せに寝ない!
今まで、私がインフルエンザを発症するのには、毎回パターンがありました。寝る前に喉がおかしいからうがいして寝ようと思って、うがいして寝ると、次の朝、必ずと云って良いほど、インフルエンザ特有の喉の痛みが出て、そのあと高熱にうなされると云う事を繰り返していました。
朝起きた時に、喉の痛みが起きない方法は無いものかと、考えていましたら、私の寝方が悪いのではと思い当たりました。
私はイビキをかきますので、仰向けに寝ると嫌がられます。その為にうつ伏せに寝る習慣が付いたのですが、うつ伏せに寝ると喉の扁桃腺付近の気管がねじれ、部分的に粘膜を保護している粘液が渇いてしまうのではと思い至ったのです。そこで今回はイビキをかかない程度に斜め上くらいに仰向けになり、楽に呼吸が出来る寝方を実践しました。
今回も喉が変だなと云う感じはあったのですが、次の朝起きても、少し喉の違和感はありましたが、喉の痛みは起こりませんでした。当然高熱も出ません。ウィルスの保菌者ではあるかと思いますが、発症せずに済んでいます。
ウィルスは扁桃腺の細胞の中でしか増殖しない
以前TVを見ていたら、ウィルスは扁桃腺の細胞の中でしか増殖しない、と云っていました。ウィルスはDNAを持たず、扁桃腺の細胞のDNAを勝手に書き換えて、扁桃腺の細胞を利用して、ウィルスを増殖させていくとの事でした。ウィルスの進化の過程で、扁桃腺の細胞にだけ取付く様なシステムが構築されたのでしょう。
なるほど、インフルエンザに掛かると扁桃腺の粘膜は真っ赤になりますが、その他の粘膜は普通です。インフルエンザの為に歯茎が真っ赤になったなんて話しは聞いた事がありません。そこで、歯茎と扁桃腺の違いは何なのかと考えたのです。
歯茎は24時間粘液で保護されています。扁桃腺も起きている時はツバを飲み込みますので、粘液で保護されています。普通の眠りではずっと保護されているのでしょうが、うつ伏せで寝ると気管がねじれ、気道が狭くなり、扁桃腺の粘膜の一部分が、集中して外気の乾燥した空気にさらされ、やがて粘液が乾いてしまいます。粘液が乾くとウィルスが粘膜に取付き易くなり、扁桃腺の細胞内に簡単に侵入出来てしまうのではないでしょうか。
ウィルスが一度粘膜に取付くと、たとえ一部に取付いたとしても、それが扁桃腺全体に広がって行き、高熱を出してしまいます。
粘液と云っても0.1mmの厚みも無いかもしれませんが、ウィルスの大きさは100nm(ナノメートル)です。ウィルスを人の大きさまで拡大すれば、0.1mmは1000mに相当します。ウィルスが1000m泳ぎ切る前に、食道まで流れ込んでしまえば増殖出来ません。0.1mmでも濡れているか、乾いているかはウィルスにとっては大きな違いなのです。
そこで、夜中、目が覚めた時や、寝返りを打った時は意識的に、ツバを飲み込む(扁桃腺を濡らす)様に心がけました。そうする事により、朝になっても喉が痛いと言う事がありませんでした。当然熱も出ません。扁桃腺も少しは赤いですが、真っ赤ではありません。
その他実践したこと
それ以外にも色々試しました。まずは使い捨てマスクを食事以外はずっと付けました。これは空気感染・飛沫感染予防の意味もありますが、吐く息を利用して口内の乾燥を防ぐ意味も大きいかと思います。また室温を25度に設定しました。体温が冷えると免疫力が落ちる為です。扁桃腺の細胞までインフルエンザウィルスが到達したとしても、少数であれば体内の免疫機能が働いて発症せずに済みます。
夜更かしも避けて、体力の温存も図りました。
風評かも知れませんが
以上の事を実践して、発症を抑える事が出来ました。元々私にインフルエンザの抗体があったとは思えません、ここ数年インフルエンザにかかっていませんし、予防接種も受けていません。予防接種を受けていた家族も発症しましたので、感染力が弱かったとも考えられません。発症しなかった理由は、扁桃腺にウィルスを近づけなかった事だと考えています。