作業服を着た営業マン
今年の夏は長く厳しい
死者・行方不明者を合わせると200人を超える大惨事となって、梅雨は突然明けてしまいました。
水害に遭われた皆様には心よりお見舞い申し上げます。
住宅とは地面が堅固なものである事を前提に建てられており、地面が動く事は基本的に想定していません。ここに現代工学の限界を感じます。背後に山が控えていれば、どこでも土砂崩れ土石流の氾濫があり得ます。
梅雨明けして雨量が減ったにも関わらず、砂防ダム決壊の恐れがあると避難勧告の出た地域があります。水害を防ぐ目的で造られた砂防ダムが、水害の脅威となるのは何とも皮肉なモノです。想定外の水害だったと云えばそれまでですが、そもそもどの様な想定をしてダムを建設しなのか聞き返したくなってしまいます。
気温ばかりでなく、土木工学の技術者にとって今年の夏は長く厳しいものになります。