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福味健治

建築主の思いを形にする注文住宅の専門家

福味健治(ふくみけんじ) / 一級建築士

岡田一級建築士事務所

コラム

セカンドライフの家造り

2018年5月18日

テーマ:【賢い家造り】

コラムカテゴリ:住宅・建物


注文建築の不安

家を建てるのに不安はありませんか?その不安の元は何でしょう。それは、カタチの無いものに値段をつけて、値段だけが先行して、自分の手元から離れて行く不安です。
マンションや建売住宅の様に出来上がったものを買う場合や、購入するのと同じものをモデルルームとして見られるのであれば、その手の不安はないのですが、注文建築は建築主・施工者共に不安を感じています。
注文住宅は建築主にとっても施工者にとっても、同じものを見たことが無いと云う点においては同じなのです。施工者は似た様なモノや、部分的には同じものを作っていますので、凡その予想はつきますが100%同じものを造った経験はありません。
その様な中では、思い違いやイメージの共有化が図れず、往々にして建築主の意図とは異なった建物も出来きてしまう恐れもあるのです。それが注文建築を建てる時の不安の正体です。

セカンドライフの家造り

実際に家を建てる前に実際と同じものを目で見る事は出来ないのでしょうか。セカンドライフを使えばそれが可能になります。
添付画像は近隣の建物を写真に撮って、実際に建てる空間と同じ環境をセカンドライフ内に造ります。そこに実際に建物を建てるのと同じ工程で建物を建てて行く事が出来ます。
建築主も自分の分身(アバター)を造って建物の動線や使い勝手を検証する事も可能です。何よりも実際に建物を見て施工者と建築主がイメージの共有を計る事により、実際に建てた時の変更工事を無くす事が可能になるのです。

家造りは一生の大仕事

家造りは一生掛かってローンを返済する大仕事です。車や衣服の様に買ってから失敗したでは済まされない大事業です。
豪邸はもとよりローコスト住宅を建てるにしても大金が動くのですから、カタチの無いモノに闇雲に値段をつけて後は業者にお任せと云った態度は慎むべきです。
実際に建物を造る前に、仮想空間でイメージの共有を計って建築工事に臨む事が、これからの家造りの主流になると考えています。
セカンドライフの家造りにご興味があればお気軽にお問い合わせください

この記事を書いたプロ

福味健治

建築主の思いを形にする注文住宅の専門家

福味健治(岡田一級建築士事務所)

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