グルーミングルームのある間取り
工事監理報告書ってご存知ですか?
建築確認申請書には、設計監理者の名前が記載されています。設計監理者とは、工事現場が設計図書通りに出来ているか監理する人の事です。設計監理者は工事が問題無く進んでいるか建築主に報告する義務があります。
その報告書が工事監理報告書で、建築士法第20条3項に明記されています。
住宅の場合、建築紛争の殆どが設計監理者不在によるものです。建築主が施工に不審を抱き、施工者が相手は素人だとなめてかかり、小手先で誤魔化そうとして話しがこじれるパターンが殆どです。
どの工事現場にも設計監理者は存在します。設計と施工を分離せず、設計施工で工事をするハウスメーカー等で良く起こる建築トラブルです。法律で明記されているにも関わらず、工事監理報告書の存在を知る人は殆どいません。
その為住宅の建築紛争は絶える事がありません。
工事監理報告書で建築主に工事の進行状況を報告しないのは一種の手抜きです。
工事現場で変だなと感じたら、設計監理者に工事監理報告書の提出を求めましょう。