自分に合う建築士の見つけ方

去年の紅白歌合戦を見ていて、感じた事は世代の格差を改善する為か、前半に演歌が入っていたり後半にＪ-ＰＯＰＳが入っていたり、まるで歌のごった煮と云った感じでした。具のそれぞれが味の主張を見せて統一感がありません。以前の紅白は前半は若年層向け、後半は年配層向けと云った違いが見られたのですが、視聴率のばらつきを解消する為か、世代格差をなくして家族全員で見られる様にする為かストーリー性を欠く番組となっていました。

最近建築士を選ぶ専門家サイトが増えています。その中でもそれぞれの建築士は自己を主張し合っているのですが、自分に見合う建築士を探す手段としては今一つ決め手を欠いている様に思えます。自分の作品を見せたいと言う気持ちが前に出ているのが目立ちます。建築主の知りたい内容が建築士には見えていない気がします。

建築主が自分に合う建築士を探そうとすれば、建築士のコマーシャルを羅列している様な専門家サイトの中で見比べていても本当に自分に合っているのか判断が付かないと思います。
ではどの様にすれば良いのかと云いますと、お手軽に専門家を探せる専門家サイトに頼らず、建築士個人のホームページを見て回る事をお勧めします。専門家サイトに掲載されている情報はページに統一感を持たせるため、書式が設定されており、その中でしか判断する材料がありません。建築士個人のホームページはそう言った書式がありませんから建築士の個性が如実に現れます。その方が自分の相性に合うかどうかを見極めるには有利です。
建築士を決定するのに最も重要なのは建築主との相性です。建築の知識を得る事よりも相性の合う建築士を見つける事が重要です。
建築の知識を得る事は決して無駄ではありませんが、専門家が何十年と掛かって蓄積した知識を短時間で取得出来るものではありません。医学書を読みながら自分で切開手術する様なものです。それよりも、信頼を置けるのか、相性が合うのか、求めている家がその人の専門分野なのかと云った処を見極める方が大切です。