- お電話での
お問い合わせ - 06-6714-6693
コラム
長屋の解体には注意が必要です。
2013年5月20日
昨日の読売新聞で、4件長屋の中の家を解体した際、隣家の耐震強度が落ちたとして、隣家住民から民事訴訟を起こされたと云う記事が載っていました。
判決は先になりますが、微妙なニュアンスを含みますので、どんな判決が出るか注目です。
本来であれば、建物の構造は自己で完結しなければなりませんので、隣家に頼って耐震性を維持しようとするのは誤りです。
しかし、建築基準法上の長屋の扱いは、棟別に構造を検証することなく、長屋全体で一つの構造体との認識を取っています。つまり、中の家に構造を依存して、両端の家は耐震性が不足している構造体は、合法的に有り得るのです。
そこを裁判所がどう判断するかで、今後の長屋の建替え新築に大きな影響を及ぼす事になると思われます。
関連するコラム
- 福岡政行講演会 2013-03-05
- 大阪市が密集市街地の戸建て住宅の建て替えに助成金を出しています。 2018-06-01
- 土地の値上がり 2013-05-04
- 読売ファミリーにインタビューを受けました 2014-01-16
- 建築資材の価格上昇はどの様に現れるか 2013-03-08
コラムのテーマ一覧
カテゴリから記事を探す
福味健治プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。