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福味健治

建築主の思いを形にする注文住宅の専門家

福味健治(ふくみけんじ) / 一級建築士

岡田一級建築士事務所

コラム

親世帯との同居

2013年1月4日

テーマ:【住宅再生】

コラムカテゴリ:住宅・建物

親と離れて生活している子供夫婦にとって、老いた親の面倒と見るのは想定しておかなければならない人生設計の一部です。

最も楽なのは、嫁さんの親と同居するタイプです。それも親の実家に転がり込むよりも親世帯に来てもらうパターンは、子供世帯の旦那にとっても居心地が悪いものではありません。その場合親世帯の遠慮が気になりますが、同居するための増改築資金を出してもらう等で、気兼ねなく同居出来る工夫をすると良いでしょう。

難しいのは旦那の両親と同居するパターンです。四六時中家にいるもの同志が、夫婦・親子と云う関係だけの、元来他人が一緒に住んでいる訳ですから、気に障りだすと箸の上げ下ろしまで気になります。
この場合は、一つの敷地に二棟の建物を建てるとか、それが無理であれば、一階二階で生活圏を分離する必要が生まれます。物理的な息抜きのスペースが必要になります。

それでも、折り合いが付かない場合は、施設のお世話になることです。今は社会的な制度として老人を介助する手段が幾通りも生まれていますから、悩まず行政に相談すると良いでしょう。

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福味健治(岡田一級建築士事務所)

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